健診の受診は大学病院、それともクリニックでする?

一般的な健診と比較して人間ドックの検査項目は多岐にわたっています。たくさんの検査を受ければ、それだけ詳しく病気を調べることができますが、検査によるデメリット(放射線の被曝など)を理解したうえで、本当にその検査が自分に必要なのかを考えて選択することが大切です。

肺の画像診断

人間ドックは全額自己負担ですので、費用が10万円を超えることも珍しくありません。まずは、健診や自治体のがん検診を受けて、その結果を確認し、将来のリスクを考えると必要性が高いと判断できる検査があれば、オプション検査や人間ドックを受けるとよいでしょう。

健診を受ける際、大学病院や総合病院のような大きな病院へ行くべきか、それとも地元のクリニックへ行くべきなのか、迷う人は少なくありません。大きな病院は検査機器が比較的新しく、何か異常が発見されたときにそれに対応する診療科で治療を受けることができるというメリットがあります。

地元のクリニックでは、異常が見つかった場合に、クリニック単独では対応しきれない可能性はあるものの、普段の健康状態や持病を把握しているかかりつけ医として、長年にわたり健康管理を任せることができます。

大きな病院とクリニックの医師の技量は一概に比較することはできません。胃カメラなどは、医師の技量に差が出やすい分野ですが、検査前の段階でどれだけのスキルがあるのかを知ることは難しいです。同じ先生に毎回検査してもらう方が安心できるという方はクリニックの方がよいでしょう。

血液検査や尿検査、便潜血反応検査などは病院の規模に関係なく、検査方法や検査を委託する会社は同じです。大切なのは、一度検査を受けたら、できるだけ同じ施設で受け続けて、年度ごとの検査数値の比較がしやすいようにすることです。